4月末に田植えが終わり、畦際(あぜぎわ)にすっと伸びてきたアヤメの大株を掘り起こして、家に持ち帰り、株分けをしました。これから花を咲かそうとうしているアヤメにダメージを与えてしまいました。
小分けして鉢植えにしたかったのです。株分けしたアヤメは元気がなくなりました。とても花が咲きそうにもありません。
大株のままにしておいた方は大丈夫でした。
アヤメの気持ちからすれば、おいおい何てことをするんだと言いたかったと思います。
このアヤメは10年前に佐原の人からもらったものを、またもらったものです。水郷出身なので田んぼが一番住みよいのではと思い田んぼに植えたのでした。それが、株が大きくなって見事な花を楽しませてくれます。
残念なのは道端から50メートルも離れているところに植えているので、道行く人にはそれほどの関心がなさそうです。たまに、ずーと見つめている人がいたりして嬉しくなります。
アヤメのところに行くには、足元が泥でぐらつく狭い畦の上を50メートル歩かねばならないので、盗まれることも花を切られることもありません。